組合員の方が手にする
一つ一つの商品に思いをはせて。
Q.やりがいを感じるのは?
現在所属する事業企画室は、2020年に設置された事業の企画開発や新規設備の効果検証などを推進する部署。会社として大きな変化の時期を迎え、核となる改革を期待されていると感じています。なかでも生産性向上はシビアな課題です。長く続けてきた工程や人員配置を見直すことは簡単に実行できるものではなく、またすぐに結果が出るものばかりではありません。ただ時間がかかっても、その苦心した改善策により効果が現われ利益に繋がると大きな達成感が得られます。これまでの常識にとらわれないで前進し続けるのみと思いを新たにしています。
また新たな機械を導入し新しい形態の商品を商品開発とともにコープ商品部バイヤーに提案し、採用頂けた時にはモチベーションがぐっと上がります。
Q.大切にしていることは?
コープの店舗での研修を受けた時です。自分たちがお届けした商品が売れ残っている状況を目の前にし、考えが一変しました。
それまでは工場から出荷するまでが仕事という認識でしたが、店で組合員の方に商品を手に取ってもらえる、美味しかったから、また買おうと思ってもらえる商品にしなければと思うようになったのです。初めての感覚でした。
組合員の方が手にする商品は、私たちがつくる何万分の1ですが、その一つの商品が納得のいくものでなければ、二度とお買い上げいただくことはないかもしれません。一つ一つの商品を正確につくれる工程や仕組みを構築することを最優先に、さらにそのような意識を製造に携わる従業員全員に伝えていきたいと考えています。
Q.協同食品センターはどんな会社?
私の就活時がちょうどバブル景気の後だったこともあり、比較的安定している食品業界で盤石な経営基盤を持つ当社を選びました。ここでキャリアを重ね、今また新たな部署でチャレンジできることは幸せなことだと思います。
当社は大企業ではありませんので、一人が一つの業務を専業的に続けるのではなく、多岐にわたって携わらなくてはなりません。言い換えれば、さまざまな業務を経験しチャレンジできる会社です。好奇心旺盛な人には面白い場所ではないでしょうか。だからこそ、後に続く若い人たちが意欲的に道を拓き、やりがいを持って働き続けることができる会社にしていきたいと思っています。